こんにちは!都内の音大でバイオリンを勉強している筆者のあずさです。
バイオリニストと一口に言っても演奏スタイルはさまざまで、ソリスト、オーケストラ奏者、室内楽、フリーランスなど活躍の形は違います。
でもやはり、オーケストラをバックに協奏曲(コンチェルト)を演奏するソリストは、特別な存在。
なかでも超一流の有名バイオリニストが知りたい!
演奏を聴いてみたい!
そういった方に向けて、この記事では世界的に活躍している有名バイオリニストをランキング形式で紹介します。
ランキングを決めるにあたり、それぞれの演奏を4項目で評価してみました。お気に入りのバイオリニストを見つけてくださいね。
バイオリンを始めてみたい方はこちら。おすすめの初心者セットを紹介しています♪
有名バイオリニストランキング
①ダイナミックさ…迫力あるダイナミックな表現であるか
②美しさ…奏でる旋律の美しさ、音色の深み
③超絶技巧…高い技術力で演奏しているか
④超一流オーケストラとの共演…演奏実績、頻繁に共演しているか
第10位 ルノー・カプソン
出典:https://www.classictic.com/
ダイナミックさ | |
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美しさ | |
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ルノー・カプソンは1976年フランスのシャンベリ生まれ。
アバド、小澤征爾、ブーレーズ、バレンボイムなどをはじめとした超一流の指揮者やオーケストラと数々の共演を果たしています。
演奏タイプとしては、やや線の細い音色でフランスらしい美しさが特徴。
ソリストだけでなく室内楽にも力を入れていて、録音も多く残しています。
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第9位 フランク・ペーター・ツィンマーマン
出典:https://www.digitalconcerthall.com/
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フランク・ペーター・ツィンマーマンは1965年、ドイツのデュースブルク生まれ。
5歳でバイオリンを始め、10歳でオーケストラと初共演を果たすという凄い経歴の持ち主です。
ドイツらしい深みのある音色が特徴で、ダイナミックさも十分。
世界一のオーケストラと称されるベルリン・フィルとも何度か共演していて、そのたびに大きな反響を得ています。
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第8位 アンネ=ゾフィー・ムター
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アンネ=ゾフィー・ムターは1963年、ドイツのバーデン生まれ。
わずか13歳の頃に、クラシック音楽界の帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮の下、ザルツブルク音楽祭で共演を果たし、以後さまざまな超一流指揮者やオーケストラに招かれています。
パワフルで線の太い音と、柔軟に対応する超絶技巧が持ち味。
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第7位 レオニダス・カヴァコス
出典:https://www.digitalconcerthall.com/
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レオニダス・カヴァコスは1967年、ギリシャのアテネ生まれ。
今最も旬なバイオリニストの1人で、数々の国際コンクールを総なめにしたのち、ベルリン・フィルを始めとした名だたるオーケストラと共演しています。
比類なき超絶技巧が特徴的で、技術の中にも深みが感じられる稀有なバイオリニスト。
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第6位 ヒラリー・ハーン
出典:https://www.japanarts.co.jp/
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ヒラリー・ハーンは1979年、アメリカ合衆国ボルティモア出身のバイオリニスト。
日本にも頻繁に訪れていて、その度に有名オーケストラとの共演やソロリサイタルを開いています。
私はハーンが好きで、彼女のコンサートには5回ほど行った記憶がありますが、一糸乱れぬ超絶技巧と透き通るような音色にはいつも驚かされました。
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第5位 イツァーク・パールマン
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イツァーク・パールマンは1945年、イスラエル生まれ。現代のバイオリン界の巨匠として君臨しています。
安定した技術力と独特な表現力が魅力で、多くの録音も残し、グラミー賞を15回も受賞するほど高く評価されています。
オバマ大統領の就任式で、世界的チェリストのヨー・ヨー・マと共に演奏したのも話題となりました。
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第4位 ジョシュア・ベル
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ジョシュア・ベルは1967年、アメリカ合衆国インディアナ州出身のバイオリニスト。
やや線が細いながらも非常に美しく伸びる高音が素晴らしく、個人的にも大好きなソリストです。
世界的なオーケストラはもちろん、室内楽での活躍も目まぐるしく、ヴィオラのバシュメット、チェロのマイスキーらとの親交も深い。
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第3位 五嶋みどり
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五嶋みどりはアメリカを拠点に活動している日本人バイオリニストで、弟はバイオリン奏者の五嶋龍。
日本では五嶋龍の方が有名かもしれませんが、世界的に見たら五嶋みどりの知名度が圧倒的です。
わずか11歳で世界的指揮者ズービン・メータ率いるニューヨーク・フィルと共演しアマエリカデビューを果たしました。現在まで数々のオーケストラと協奏曲を演奏しているトップバイオリニストの1人です。
私も以前サントリーホールでのコンサートを聴きに行きましたが、ダイナミックながら美しさも兼ね備えた複雑な音に魅了されました。
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第2位 ジャニーヌ・ヤンセン
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ジャニーヌ・ヤンセンは1978年生まれ、オランダ中部出身の女性バイオリニスト。
世界の有名指揮者やオーケストラとの共演も非常に多く、室内楽演奏にも積極的な現代最高のソリスト。
体の全身で表現する演奏はとてもダイナミックで、旋律も美しいです。超絶技巧も特徴的なので、非の打ちどころがありません。
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第1位 ギドン・クレーメル
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ギドン・クレーメルは1947年生まれ、ラトビア出身のバイオリニスト。
カラヤンやバーンスタインといった往年の大指揮者や、アバド、アーノンクールといった現代の巨匠指揮者たちと幾度となく共演している、世界最高のバイオリン奏者です。
その演奏は非常に独特で、音楽にとりつかれたかのように心酔している様子が見てとれます。時には荒々しいほどまでにダイナミックで、伝統の枠を超えた芸術性が持ち味。
以前来日公演を聴きに行った際、これほどまでに全身から音楽があふれ出ている演奏家がいるのかと衝撃を受けました。
現在ではクレメラータ・バルティカという室内合奏団を結成し、ザルツブルク音楽祭などで高い評価を得てます。
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世界的バイオリニストの演奏がAmazon Music Unlimitedで聴き放題
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「Amazon Music Unlimited」とは、さまざまなジャンル4,000万曲以上が聴き放題のサービス。
第1位に輝いたクレーメルのアルバムだけでも100枚以上あります。
バイオリニストに限らずクラシックや他のジャンルも充実しているので、日ごろから音楽を聴く方はかなりお得です。
関連記事:>>Amazon Music Unlimitedとは?料金やPrime Musicとの違いを徹底解説!
世界の有名バイオリニストまとめ
ソリスト名 | 総合ポイント | |
1位 | ギドン・クレーメル | 18.5 |
2位 | ジャニーヌ・ヤンセン | 18.0 |
3位 | 五嶋みどり | 17.0 |
4位 | ジョシュア・ベル | 16.5 |
5位 | イツァーク・パールマン | 16.0 |
6位 | ヒラリー・ハーン | 15.5 |
7位 | レオニダス・カヴァコス | 15.5 |
8位 | アンネ=ゾフィー・ムター | 15.0 |
9位 | フランク・ペーター・ツィンマーマン | 14.0 |
10位 | ルノー・カプソン | 13.5 |
このランキングは完全に私の独断と偏見なので、お気に入りのバイオリニストが見つかったら、ぜひたくさんの演奏を聴いてみてください!
一人ひとり演奏スタイルが全然違うので、面白いですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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