松脂を色々試したいけど消耗品ではないし、種類もたくさんあって悩む…
そんな悩みを解消します。
こんにちは!かっぱです。
ヴィオラを中学の時から続けていて、現在は15年目になります。
ヴィオラの松脂ってたくさんありますが、弦と違ってすぐ買い替えるものではないので、試すのが難しいですよね。
松脂1つ使い切るのに数年かかることもしばしば…
私も松脂は色々試していて、いくつも手を出していたので、気持ちはよくわかります!
そこでこの記事では「ヴィオラの松脂って結局どれがいいの?」と悩んでいる方に向けて、私が14年間で実際に使ってきた松脂たちを一挙に紹介したいと思います!
わかりやすく点数付きでレビューしますので、ぜひ最後までお読みください。
それでは早速いきましょう!
ヴィオラ用松脂比較レビュー
ラーセン
85/100点
はじめに紹介するのは、「ラーセン」の松脂です。
この松脂は私が楽器を始めて最初に手に入れたもので、長く愛用していました。
私が楽器屋さんで適当に購入したのに、結果当たりだったので幸運でしたね。
ラーセンの松脂は引っかかりが丁度良く、音も綺麗に出せます。
廉価な松脂だと粉が飛び散ったり音が汚くなったりしますが、ラーセンの松脂は楽器の音色を引き立たせてくれて素晴らしいです。
発音も良く音が固すぎません。
決して物足りないようなことはなく適度な粘り気もあります。
ヴィオラ初心者にはまず使ってみて欲しいオススメの松脂です。
コルスタイン
65/100点
始めはラーセンの松脂を好んで使っていましたが、やはりだんだんと他の松脂が気になってきました(笑)。
そこで次に手にしたのが「コルスタイン」の松脂です。
粘り気のあるタイプとして有名。
コントラバス弾きでコルスタインの松脂を使っている方はよく見かけるので、粘り気といえばコルスタイン!と強くインプットされていたのですね。
実際に使ってみた感想はというと、粘り気が凄まじいです!
引っかかり方がねちっこく図太い音が簡単に出せます。恐らく好きな人には堪らないだろうなと思わせる松脂です。
アルシェ
100/100点
コルスタインも始めは気に入っていたのですが、結構粉が飛ぶので楽器がすぐ白くなってしまうことがネックでした。
そこで次に手に入れたのが「アルシェ」の松脂です。
アルシェの松脂はまず見た目が綺麗ですね(笑)。でもアルシェは見た目だけでなく音も良くてしばらくお気に入りでした。
アルシェの松脂は一言でいうと「ラーセンの進化形」といったところでしょうか。
ラーセンのように適度な粘り気と引っかかりがあり、音も柔らかい。
音量も簡単に出すことができます。
粉が沢山飛ぶこともなく楽器にも優しい印象です。
もう私はアルシェが終着点というか、「これ以上何を望む?」と思うくらいに好きな松脂でした。
最後はもう弓に塗れないほど小さくなるまで使ったので思い入れがあります。
アルシェの松脂もラーセンと同じくイチオシです!
リーベンツェラー
90/100点
「リーベンツェラー」はアルシェよりも前に衝動買いで手に入れていたのですが、ほぼ同時にアルシェに出会ったので使わず眠っていました。
アルシェの松脂を使い切って謎の達成感に浸っていましたが、大事なことに気づいたんですね。
「早く松脂買わないと困るな」と。
でも松脂ってちょっといい値段するじゃないですか。しかも私は松脂というのは値段に比例して音が良くなると思いこんでいたので、せっかく新しい松脂を買うなら高いのがいいなと考えていました。
その時思い出します。
「なんか高い松脂持ってたなぁ」と。
そこで押し入れ(?)からリーベンツェラーを引っ張り出して塗ってみたわけです。
「なかなかいいじゃん!」
それから2年ほどリーベンツェラーを愛用することになりました。
音は非常にスムーズに出るし発音もはっきり出ます。
粘り気はあまり強くなく音は少し硬質な印象。
無機質な音色になることなく楽器のパワーを思う存分出せていたので、私は好きな松脂でした。
最後は残念なことに落としてしまって、そのまま別れを告げました。
心残りがある中、また新しい松脂を手に入れることになります。
ギヨーム
95/100点
そんなこんなで現在も使用している松脂が「ギョーム」です。
私は木箱に入っているものを使用しています。
リーベンツェラーがなくなってしまって途方に暮れていたのですが、同じオケで仲の良かった友人がこのギョームを貸してくれたのです。
その直後くらいにお互い違うオケに行ってしまったのでまだ返せていません。
つまり現在、借りパク状態で日々精進しております。
ギョームの松脂はリーベンツェラーと比較すると音色は柔らかめで少しサラサラした感触です。
それでいて物足りないことはないので、音色と引っかかりのバランスが非常に良いのだろうと思います。
強制的に返還を命じられない限り、すり減るまで使い倒そうと考えています。
これも使いやすくクセがないのでオススメです!
結局おすすめできる松脂は3種類
ヴィオラの松脂も色々と種類がある。さらさらタイプから粘り気の強いタイプまでさまざま。
沢山試したいけど、松脂1個使い切るのに2〜3年かかるのが難点。
でも15年間探検した中では、
・アルシェ
・ラーセン
・ギョームあとは固めのすっきりした弾き味が好みなら、リーベンツェラーもあり。
— かっぱ@ヴィオラブログ (@kappa_viola) 2018年8月8日
私の上記ツイートの通り、迷ったらラーセン、アルシェ、ギョームのどれかを選べば間違いないです。
良い松脂をゲットしてたくさん練習しましょう!
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