新交響楽団

新交響楽団のレベルと雰囲気を元団員が紹介!【新響で演奏したいあなたへ】

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読者
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新交響楽団に入ろうか悩んでいる人
新交響楽団に入りたいけど、実際にレベルと雰囲気はどんな感じだろう?
その他にも良いところや注意点があれば知りたい。
かっぱ
かっぱ
筆者
新交響楽団の演奏レベル、雰囲気、良いところと注意点をお伝えします!
入団を決めるための判断材料になるかと!

こんにちは!元新響団員のかっぱ(@kappa_viola)です。

私は今から3年前、より高いレベルのオーケストラで演奏したいと思い、新響にヴィオラで入団しました。

↓ こちらは私のツイート。


2年間演奏したのち、最後はやむをえない事情で退団しましたが、新響での音楽体験はかけがえのない素晴らしいものでした。

そこでこの記事では、少しでも新響に入りたいと思っている方に向けて、新響のレベルや雰囲気など素晴らしさを伝え、気持ちを後押ししたいと思います。

今より充実したオーケストラで演奏したい!と思っていても、全く知らない団体に飛び込むのは不安ですよね。

私も同じ気持ちでした。

でもあの時、新響に飛び込んで良かったと今では強く思います。

この記事を最後までお読み頂き、新響に対するイメージを明確にしてもらえたら嬉しいです。

それでは早速いきましょう!

※この記事は新交響楽団での演奏経験をもとに、私なりの考えを主観的に述べたものです。入団後の感じ方は人によって異なるはずなので、その点はご了承ください。

新交響楽団のレベル

新交響楽団の全体写真出典:https://ja-jp.facebook.com/shinkyo.tokyo/

日本有数のアマチュアオーケストラと言われている新響のレベルはやはり高いです。

私は学生時代からエキストラ含め多くのオケに乗ってきましたが、新響が間違いなく1番上手でした。

そのように判断する理由を3つ挙げてみようと思います。

1. 音程が良い

音楽を演奏する上で最も基本かつ重要な要素ですが、新響は団員一人一人の音程が非常に良いです。

言い換えれば、個人の基礎技術が高いとも表現できます。

私が初めて練習に参加したときは、これまで乗ったオケとは明らかに違う音程の良さに驚いた記憶があります。

人数の多いバイオリンでも音程がピタッと合い、音色も透明感があって綺麗。

また音程が良い分、オケ全体の一体感も生まれていました。

団員の皆さんは「自分たちは音程が悪い」と謙遜しますが、少なくともアマオケの中で比較するなら音程は確実に良いです。

飯守泰次郎先生をはじめとする指揮者に、日頃から鍛えられている成果だと思います。

2. 団員の演奏経験が豊富

団員の皆さんは、楽器の経験年数やオケの演奏経験が豊富な方ばかりです。

なかには音大出身の方もいて、個人のレベルは軒並み高いことがうかがえます。

3. 音楽に対する情熱が強い

皆さん大好きな音楽を演奏する姿勢が明確で、情熱にあふれています。

その情熱は個人の練習量を見てもわかりますし、全体練習の集中力の高さからも明らかです。

新響に入った当初驚いたのは、雑音に対する気遣いが徹底されていること。

譜めくりの音、鉛筆を置く音、楽器ケースを開ける音、入退室の音など、全ては本番の舞台上で無駄な雑音を出さないために、普段の練習から気をつけているのです。

このような音楽に対する姿勢からも、真摯さと情熱がうかがえます。

新交響楽団の雰囲気

新交響楽団の雰囲気の良さをイメージする写真
演奏レベルが高いなんて言ってしまうと、「みんな真剣だから恐い人が多いのかな?」と思われる方がいるかもしれないが、全くそんなことはありません。

どなたも非常に優しく温厚な方で、気さくに接してくれます。

入団したての時も、パート首席の方や周りの先輩方が優しくサポートしてくれるので、心配はいりません。

練習後によく飲みに行ったりもしているので、仲の良さは他のオケと同様です。

入団して新鮮だったのは、若い団員から年配の団員まで分け隔てなく仲が良いこと。

新響では音楽を演奏するのに年齢や肩書きは関係ないので、いつも和やかな雰囲気があって心地よいです。

その他新交響楽団の良いところ

飯守泰次郎の指揮する姿出典:http://www.cityphil.jp/tcpo/conductor/detail_iimori.php

1. 指揮者の顔ぶれが豪華

新響でこれまで指揮して頂いたのは、飯守泰次郎、矢崎彦太郎、湯浅卓雄、山下一史、寺岡清高など、日本を代表する指揮者たちばかりです。

指揮者の新響に対する要求は高度ですし、それに応えようとする新響の情熱も凄いです。

飯守先生の練習なんて、非日常体験そのもの。

2. 大曲も積極的に演奏している

言ってしまえば、新響はどんな曲でも演奏できます。

マーラーの全交響曲や、ワーグナーのオペラを演奏会形式で披露するといった、他のオケではなかなかできない経験が積めるので、演奏会における感動もひとしおです。

私は飯守先生の指揮で演奏したマーラーの復活が、自分の中で最良の音楽体験として残り続けています。

【新響公式ホームページ】

新交響楽団ホームページ: いままでの演奏会

3. たくさんのお客さんの前で演奏できる

新響の演奏会は、池袋の東京芸術劇場で行う場合がほとんどで、お客さんもたくさん入ります。

マイナープログラムでも7割以上、メジャープログラムのときはほぼ満席です。

3階席までびっしり埋まったお客さんの前で演奏するのは、格別の音楽体験となりますね。

4. 若い人が増えてきている

全体的に30代以上の方が多い印象ではありますが、最近は10代や20代の団員も増えてきています。

若い団員たちも仲が良く、たまに飲み会に行くこともあるので、年齢で不安になることはありません。

ちょっとした注意点

注意点

1. 他の活動との両立が難しいこともある

新響以外の活動(仕事、私生活、他のオケなど)と両立ができず、辞めてしまう人は当然います。

年4回演奏会があり、基本的には毎週土曜の夜が練習。

また月に1~2回程度、日曜の昼間にも練習が入ります。

2. 年4回演奏会があるためお金がかかる

1年に行う演奏会が他のオケに比べて多いため、その分出費もかかります。

【団費】
・入団費5,000円、団費月額1,500円
・演奏会参加費36,000円(チケットノルマを含む)
・学生・25歳以下は団費月額1,000円、演奏会参加費27,000円

※新響公式ホームページより転記

学生・25歳以下は考慮された金額なので活動しやすいです。

詳しくは新響公式ホームページをご覧ください。

新交響楽団ホームページ: 団員募集

新響で演奏することはかけがえのない素晴らしい経験


新響は練習が忙しかったり、出費がかさんだりと、人によってはマイナスな要素もあることはたしかです。

スローペースで楽しみたいという方には、他のオケが合っているかもしれません。

しかし、充実したオーケストラ経験を求める人にとって、新響で演奏することは素晴らしいものとなります。

他のオケでは共演できないような指揮者のもとで、技術と情熱を兼ね備えた団員とともに創る音楽は、感動以外のなにものでもありません。

私はやむをえない事情で退団してしまいましたが、機会があれば、またいつか戻りたいと思っています。

音楽が心から好きな人、今より高いレベルでオケを楽しみたい人は、ぜひオーディションを受けてみてください。

【ココだけの話】新交響楽団のオーディション対策

かっぱ
かっぱ
オーディションを乗り越えれば、素敵な音楽体験がきっと手に入ります。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

実は新響のオーディション対策として、課題曲の練習法やオーディションの雰囲気、「1番大事なことはなにか」をまとめた記事もあります。

私の実体験をまとめた情報なので有料(1,980円)としていますが、飲み会一回我慢すれば十分もとは取れる内容です。興味のある方はぜひお読みください

新響オーディション対策記事はこちら

当然ながら上記記事を読んだからオーディションに合格するというわけではありません。アマオケのトップにいる新響はそんなに甘くはないです。

でも、だからこそ合格につながる情報は知っておいた方がいいと思います。ただでさえ緊張するであろうオーディションについて、具体的にイメージできるのは大きいかと。

オーディションは頻繁に受けられるものでもないので、後悔しないために今できる対策はしておきましょう。

なお、上記記事で利用している「note」とは、クリエイターが文章や写真、音楽などを手軽に販売するためのプラットフォームです。

安心してご利用できますので一度のぞいてみてください。

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